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麻雀プロリーグ「Mリーグ」発足会見で:

田中圭「脱衣麻雀ざんまい」の過去明かす

2018年07月17日 14時30分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 一般社団法人Mリーグ機構が17日、東京都内のホテルでプロ麻雀リーグ「Mリーグ」発足会見を開催。会見には麻雀好きで知られる俳優の田中圭さん、麻雀漫画「アカギ」ドラマ版に主演した本郷奏多さんがサポーター代表で登壇した。

 麻雀をはじめたきっかけを聞かれた2人はどちらもゲームと回答。具体的には本郷さんがコナミの「麻雀格闘倶楽部(マージャンファイトクラブ)」、田中さんは小学3年生のころに初めてプレイした「脱衣麻雀」ゲームだと話した。

 「駄菓子屋さんとゲームセンターが一緒になったようなところがありまして。流行っている格闘ゲームとかは1回50円で並んでいたんですけど、麻雀ゲームは1回20円で誰も並んでいなくて。負けないかぎりずっと続けられるのと、勝つとコンピューターの女の子が服を脱ぐんですよ。『なんだこのゲームは!?』と思って、20円でずっとやってたんですけど、ボタンをよくわからず押してて、アガれるときとアガれないときがあった。『なんでこれはアガれないんだ!?』と小学3年生なりに考えまして、それから1年くらいかけておぼえました」(田中さん)

 「ぼくは『アカギ』の作者である福本伸行さんの漫画が大好きで。『カイジ』とか。カイジを読んでめちゃくちゃおもしろかったあとに『アカギという麻雀のものすごく面白い漫画がある』というのを聞いて、それを読むためにおぼえましたね。ゲームで。ゲームはそれこそコナミの『麻雀格闘倶楽部(マージャンファイトクラブ)』とかをゲーセンに通ってやっていました」(本郷さん)

 Mリーグは業界きっての麻雀好きとして知られるサイバーエージェント藤田晋氏が代表理事として旗振り役をつとめる麻雀プロリーグ。麻雀をチーム戦の団体競技として新たにプロ競技化し、今年10月からリーグ戦を開催する。「賭け、徹夜、たばこ」など負のイメージがある麻雀業界の健全化、オリンピックの正式種目化をめざす。同氏いわく、「ビジネスに必要なことはすべて麻雀から学んだ」。

 同機構の調査によれば、現在麻雀をプレイする場所は「スマホアプリ」や「ネットゲーム」が「雀荘」などをおさえて多数派で、田中さん・本郷さんのようにゲームで麻雀をおぼえた層も多い。また、麻雀に興味をもっている層は30~60代のビジネスパーソンより、10~20代のジュニア、70代のシニアが多い。最近ではコミュニケーションや読解能力をきたえるための子ども向け麻雀教室も活況を呈しているといい、いままでの麻雀のイメージがかなり変わりつつあるという。

 Mリーグの競技内容は、東南戦一発、裏ドラ、赤牌入り、自動配牌卓使用。プロ競技で赤牌や自動配牌卓が使われるのはめずらしいが、これも若い層がゲームなどでプレイしている現状を加味してのことという。また同機構ではMリーグ選手が賭博行為と関係が判明した場合は解雇など厳重な処分を課すというルールを定めて、麻雀といえば賭けという印象をもつ世代とは異なる「健全な麻雀」を推進する。

 Mリーグ参加団体は現在合計7社7チーム。8月7日には既存プロ麻雀団体からのドラフトを実施するという。

■参加企業・チーム名
コナミアミューズメント KONAMI 麻雀格闘倶楽部
サイバーエージェント 渋谷ABEMAS
セガサミーホールディングス セガサミーフェニックス
テレビ朝日 EX風林火山
電通 TEAM RAIDEN/雷電
博報堂DYメディアパートナーズ 赤坂ドリブンズ
U-NEXT U-NEXT Pirates



書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)

1983年生まれ、家事が趣味。赤ちゃんの父をやっています。育児コラム「男子育休に入る」連載。Facebookでおたより募集中

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