東京・渋谷の大型クラブ「CAMELOT」がSFCG元会長息子と金銭トラブル 東証一部KLabとの提携が遠因か


■東京・渋谷の大型クラブでまた金銭トラブル
■東京・渋谷の大型クラブでまた金銭トラブル

■東京・渋谷の大型クラブ「CAMELOT」オーナーらが、SFCG(旧商工ファンド)元会長大島健伸の息子・嘉仁から今年5月、1億円の貸付金返還請求訴訟を提起されていたことが分かった。大島側は昨年3月、コンサルティング会社の㈱C Five Managementに対して1億円を貸付け、同社代表奥田昇、CAMELOT運営会社の親会社㈱ジンテージ社長の沖隆治、タレントの加護亜依の元夫である安藤陽彦ら3氏が債権の連帯保証をしたが、期限までに返済が得られなかったと主張している。大島側が証拠提出した金銭消費貸借契約書にはCAMELOTの運営会社である有限会社CAMELOTの全株式を担保提供すると定められており、都内の有名クラブの経営権が大島側に渡る可能性があった。
■この訴訟は一見すると、借りた金を返さなかったという単純な紛争に見える。だがCAMELOTの沖が答弁書で「債務保証をした事実はない」と述べており、複雑な背景がありそうだ。答弁書に押印された印影と、大島が提出した金消契約書の沖の印影は全く同じ。仮に沖が主張していることが事実であれば、誰かが沖の印鑑を勝手に持ち出したか、どこかのタイミングで印影を入手し複製した上で、金消契約に捺印したとしか考えられない。私印偽造及び不正使用等の罪に問われる行為が行われた恐れがある。
■連帯保証人の奥田・安藤の2人のうち、大島との金消契約締結と同時期にCAMELOTと深い関係を持っていたのは奥田だ。なぜなら奥田は東証一部KLab㈱(港区六本木、代表・真田哲弥)のイベント事業子会社、Klab Entertainment㈱の執行役員副社長として、昨年8月に発表されたKlabとCAMELOTの提携に携わっていたからだ。
■KLabは今年3月、イベント事業から完全撤退すると発表しているが、背景にはこうした金銭トラブルがあったのではないか。
(文中敬称略)

本年6月15日付レポート:東京・渋谷の大型クラブ「TK SHIBUYA」巡る暗闘が表面化 詐欺破産で運営会社に刑事告訴 ピクセルカンパニーズ前社長も登場

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