三菱自の4~9月期、純利益30%増で一転増益に 上半期で最高
三菱自動車(7211)は22日、2014年4~9月期の連結純利益が前年同期比30%増の609億円になったようだと発表した。従来予想(8%減の430億円)から増益に転じ、4~9月期(上半期)としては最高益を更新した。円安の進行で輸出採算が改善したほか、資材費などのコスト低減を進めたことも寄与した。
経常利益は21%増の736億円になったもよう。従来予想(8%減の560億円)から一転増益となり、上半期の最高を記録した。営業外収支で為替差損益や持ち分法投資損益が改善した。営業利益は23%増の627億円と、従来想定から77億円拡大した。
一方、売上高は11%増の1兆351億円と、従来計画(17%増の1兆900億円)を下回った。四輪車の販売台数が想定より下振れしたことが響いた。
15年3月期通期の連結業績予想は、29日の14年4~9月期決算の発表時に併せて公表する予定。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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