骨再生細胞治療薬のライセンス契約締結について

2017年9月22日
旭化成株式会社

 旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小堀 秀毅、以下「当社」)はBone Therapeutics S.A. (本社:ベルギー・シャルルロワ市、CEO:Thomas Lienard、以下「ボーンセラピューティクス社」)と、このたび、ボーンセラピューティクス社の骨再生細胞治療薬である「PREOB」(以下「プレオブ」)について、日本国内における開発および販売の独占的実施権、および韓国、中国、台湾における開発および販売に関する交渉オプション権を当社が取得する契約を締結しましたのでお知らせします。

 「プレオブ」は患者の骨髄から製造する自家細胞製品です。「プレオブ」に含まれる骨芽細胞は骨の再生を促進する作用があり、難治性骨疾患への応用が検討されています。現在欧州ではボーンセラピューティクス社による特発性大腿骨頭壊死症を対象とした第3相臨床試験(Phase3)が実施されています。

 当社は、今後日本での特発性大腿骨頭壊死症を対象とした「プレオブ」の臨床治験に向けて、幹細胞を増殖・分化させて骨芽細胞を製造するボーンセラピューティクス社の技術の導入を進めてまいります。骨の再生医療技術をプラットフォームに加えることにより、旭化成グループの整形領域における取り組みをさらに強化していくことができるものと期待しております。

<ボーンセラピューティクス社について>

2006年にベルギーで設立された整形・骨疾患領域における細胞治療薬を開発している企業です。
現在、患者由来の骨疾患治療薬「プレオブ」と健常人ドナー由来の骨疾患治療薬「ALLOB(アロブ)」(他家細胞製品)の2つの製品パイプラインを持っています。
ボーンセラピューティクス社ならびに製品の詳細については下記HPをご確認ください。
http://www.bonetherapeutics.com/en

以上