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ヒト インターフェロンβ製造に関する特許実施許諾契約締結に関するお知らせ

本日、コスモ・バイオ株式会社(以下「当社」)は、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」)および国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(以下「農研機構」)より、ヒト インターフェロンβタンパク質の製造に関する特許実施許諾を受けることとなりましたことをお知らせいたします。

産総研および農研機構ならびに当社は、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の平成28年度「中堅・中小企業への橋渡し研究開発促進事業」に採択され、『鶏卵バイオリアクターを用いた組換えヒト サイトカイン試薬製造』というテーマで研究開発を行っております。本技術は、ニワトリを遺伝子改変させることで、様々なタンパク質を卵白に大量生産させる技術であり、高価な組換えタンパク質を低コスト、かつ大量に鶏卵中に生産することを目指すものです。

このたび当社は、本共同研究の成果の一つとして、鶏卵を用いてヒト インターフェロンβタンパク質を製造し、研究用試薬として全世界に向け販売を目指します。インターフェロンβは、サイトカインと呼ばれる、体の中の免疫細胞等から分泌されるタンパク質の一種で、ウイルスの感染などに応答して産生され、体を防御する機能を持ちます。またウイルスに対する作用のほかにも、細胞増殖や免疫応答の制御、分化誘導の調節など多くの生理活性を持つことも広く知られています。そのため感染症研究やがん研究などの免疫研究領域において、幅広い研究に使われていますが、従来品は数μg(マイクログラム)(1μgは1g(グラム)の百万分の一)で3〜10万円と極めて高価な試薬です。当社は、当該技術の事業化により、安価で高品質なヒト インターフェロンβ製品を国内外の大学や製薬企業、再生医療関連企業などへ販売する計画です。

なお、この度の特許実施許諾契約の締結による当社グループ全体の業績への影響は軽微でありますが、本件につきましては当社グループの収益基盤の拡大に繋がるものと考えており、今後もこのような知的財産権の収益化を推進してまいります。

以上

ヒト インターフェロンβ製造に関する特許実施許諾契約締結に関するお知らせPDF
PDF形式 100KB 2017年8月7日

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