Hondaの研究開発子会社である株式会社本田技術研究所(本社:埼玉県和光市、代表取締役社長 社長執行役員:松本 宜之、以下「本田技術研究所」)は、交通事故ゼロ社会の実現に向けた自動運転技術の確立を目指しており、このたび、人工知能(AI)技術に強みを持つ中国のSenseTime Group Limited(本社:中国 香港、代表取締役Xu Li、以下「SenseTime社」)と、5年間に渡る共同研究開発契約を締結しました。
SenseTime社は、AIの最先端技術の一つであるディープラーニングを用いた画像認識、特に移動体を認識する技術を得意とする企業で、世界で高い評価を受けています。
本共同研究開発では、SenseTime社がもつ「移動体認識技術」と、Hondaが有する「シーン理解」「リスク予測」「行動計画」といったAIアルゴリズムを融合することで、複雑な交通状況の市街地でも走行を可能にする、より高度な自動運転技術を開発します。
本共同研究開発の領域は、自動運転のみならず、今後ロボティクスにも拡大していく予定です。
Hondaはこれからも多くのイノベーションを創出することで、すべての人に「生活の可能性が拡がる喜び」を提供し続けることに尽力していきます。
SenseTime Group Limited (漢字名:商湯集團有限公司)
中国 香港
ディープラーニング技術を応用したサービスの企画・開発・運用
Xu Li (漢字名:徐 立)
2014年10月
スタンフォード大学をはじめ、複数の大学で共同開催している
画像認識技術の競技会・ImageNet※で、2015年度と2016年度に優勝