本文へジャンプ

固体酸化物形燃料電池等実用化推進技術開発

事業・プロジェクト概要

事業期間:2013年度~2019年度、2019年度予算:約8億円

固体酸化物形燃料電池(SOFC)エネファームの本格普及及び中・大容量システムへの展開のための技術開発及び実証研究を行います。

(a)SOFCの耐久性迅速評価方法に関する基礎研究

家庭用システム等のセルスタック耐久性評価技術を高度化し、セルスタックの開発サイクルを短縮・効率化することにより、本格普及レベルの低コスト・高耐久性の両立を目指します。

更に2018年度からは発電効率65%(LHV)以上の固体酸化物セルスタックのコンセプト創出を行います。

(b) SOFCを用いた業務用システムの実用化技術実証

工場・ビル・コンビニエンスストア、スマコミ応用が期待される数~数100kW中容量システムの実負荷環境実証試験と実用化への課題を抽出します。

更に、業務用として数kWの小容量SOFCシステムにより発電効率60%以上(LHV)の実証評価と高発電効率で運転した場合の課題を抽出します。

(c)SOFCを用いた事業用発電システムの要素技術開発

60%以上の高発電効率を持つSOFC+ガスタービン+蒸気タービンを組合せたトリプルコンバインドシステムの要素技術を確立します。

(d) 次世代技術開発

燃料電池技術応用としての水電解セル(SOEC)、抜本的低コストセル開発などに取り組みます。

※EC : Electrolysis Cell

関連成果(プロジェクト実施者の対外発表記事)

日付 実施者 タイトル
2013年9月20日 三菱重工業株式会社 別ウィンドウで開きます固体酸化物形燃料電池(SOFC)とマイクロガスタービン(MGT)の複合発電システム 加圧型ハイブリッドシステムで世界初の4,000時間超連続運転を達成
2017年3月29日 日立造船株式会社
  • 大阪で固体酸化物形燃料電池の実証試験を実施へ
    ―業務・産業用途で2017年度市場導入へ―
2017年4月3日 日本特殊陶業株式会社
  • 燃料電池とガスタービンを組み合わせた複合発電システムの実証開始
    ―燃料電池システムの実用化へ前進―
2017年4月26日 トヨタ自動車株式会社
  • 燃料電池とガスタービンを組み合わせたハイブリッド発電システムの実証を開始
    ―トヨタ元町工場でエネルギー効率や運転性、耐久性を検証・評価―

基本情報

技術・事業分野 燃料電池・水素
プロジェクトコード P13001
担当部署 次世代電池・水素部 (TEL:044-520-5261)

詳細資料

最終更新日:2020年6月30日

関連ページ