パナソニック、中国・大連に車載電池新工場を発表
パナソニックは5日、中国に電気自動車(EV)など向け電池の新工場を設けると正式発表した。遼寧省大連市に建設し、2017年の生産開始を目指す。現地の産業用電器メーカー、大連遼無二電器(大連市)と折半出資し、電池の製造や販売を手掛ける新会社を設けた。投資額は非公表だが数百億円規模とみられる。
新会社はパナソニックオートモーティブエナジー大連(大連市)で、資本金は2億7300万元(約49億円)。パナソニックが中国で車載用電池工場を設けるのは初めて。車載電池の製造販売のほかアフターサービスも手掛ける。現地で500人程度の採用を計画する。
生産するのはプラグインハイブリッド車(PHV)などに使う角型のリチウムイオン電池。現在は日本だけで生産しており生産能力は加西工場(兵庫県加西市)を中心に年間2000万個(セルベース)程度。中国にも中核の生産拠点を設けることで、国内外の自動車大手の要請に応える。
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