米マイクロン、58%増収 16年12月~17年2月期
【シリコンバレー=藤田満美子】半導体大手の米マイクロン・テクノロジーが23日発表した2016年12月~17年2月期決算は、売上高が前年同期比58%増の46億4800万ドル(約5160億円)だった。データセンターやスマートフォン(スマホ)向け半導体メモリーの需要が拡大した。需給が引き締まったことで販売価格も上昇した。
純利益は8億9400万ドルと、前年同期(9700万ドルの最終赤字)から黒字に転換した。特別項目を除く実質1株利益は0.90ドル(前年同期は0.01ドル)。
売上高、1株利益ともに市場予測を上回った。強気の業績見通しも示したため、マイクロン株は買われた。23日の米株式市場の時間外取引で株価は一時、同日終値比で9%超値上がりした。
マイクロンは17年3~5月期の売上高予想を79~93%増の52億~56億ドルとしている。
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