飛田新地と松島新地で売春容疑 暴力団幹部ら逮捕 大阪府警

 大阪市西成区の「飛田新地」で、女性従業員に売春相手を紹介したとして大阪府警捜査4課は17日、売春防止法違反容疑で、指定暴力団山口組直系「極心連合会」幹部、浅野俊雄容疑者(64)=同市平野区平野西=ら男女6人を逮捕したと発表した。府警は認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は、平成29年12月と今年3月、内縁の妻らと共謀し、内縁の妻が経営する飛田新地内の店舗「銀河」で、女性従業員を男性客に引き合わせ、売春をさせていたとしている。同店舗では1カ月で平均約400万円の利益があったといい、府警は利益の一部が長年にわたって暴力団に流れていたとみている。

 一方、府警生活安全特捜隊は17日、大阪市西区の遊郭「松島新地」で売春相手を紹介したとして、同容疑で松島新地の店舗「若葉」経営、篠崎孝博容疑者(52)ら男女5人を逮捕したと発表した。売り上げが暴力団に流れていた可能性もあるとみて、今後、慎重に関連を調べる。

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