韓国初の「統合型リゾート施設」、セガサミーが共同開発で仁川にカジノ開設

パラダイスシティ内に開業した外国人専用カジノ。韓国最大級の規模を誇り、アジア圏全体からの集客を目指す=20日、仁川広域市(佐久間修志撮影)
パラダイスシティ内に開業した外国人専用カジノ。韓国最大級の規模を誇り、アジア圏全体からの集客を目指す=20日、仁川広域市(佐久間修志撮影)

 【仁川=佐久間修志】セガサミーホールディングス(HD)と韓国パラダイスグループが共同開発した韓国初の統合型リゾート施設(IR)「パラダイスシティ」が20日、同国の仁川広域市内にオープンし、開業式典が開かれた。セガサミーHDは収益性の高いIRを含むリゾート事業を収益の柱の一つに育てていく考えで、韓国で運営ノウハウを積み上げていく。

 パラダイスシティは仁川国際空港に隣接する33万平方メートルの敷地内にホテルや外国人専用カジノ、商業施設などで構成。約1兆3千億ウォン(約1240億円)を投じ2012年から開発が進められた。今回は第1弾として高級ホテルとカジノ、国際会議などに使用できるコンベンション施設をオープン。来年上半期には商業施設や温浴施設、テーマパークなどが開業する。

 高級ホテルは368平方メートルの最高級スイート2室をはじめ711室を備える。カジノは韓国最大級となる約1万5千平方メートルの施設面積に158台のテーブルゲーム、291台のスロットマシンを設置し、多数の日本人スタッフを配置して来場者にきめ細かなサポートを実施する。コンベンションホールは参加者1千人の晩餐会に対応する。

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