Jカーブ上昇と岩の心電図を相場概念図で考える | エナフンさんの梨の木

エナフンさんの梨の木

ピーターリンチをお手本とした初心者でもできる長期投資法を日々研鑽しています。

昨日のような記事をかくと、

 

もしかして、このおっさん、何か神がかり的な能力を持っていて、

神様だか亀様だかしらんが、

そいつが夜な夜な夢枕に現れては

大上昇銘柄を教えてもらってるんじゃないか?

 

等と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、

残念ながら、そんな素敵な体験は一度もありません。

 

ファンダメンタルズと株価と商品やサービスの実体験を通じて、

地道に銘柄選びを続けているわけです。

 

さて、長期の流れに話を戻します。

 

企業は一度成長が始まると数年から数十年の長期にわたって、

企業価値を高め続けます。

 

その長期の流れにただ乗っかるだけの投資法が、

「成長株投資」なのですが、

株価の方は、必ずしも、企業成長と同じリズムで上昇してくれません。

 

その結果、思わぬギャップが生まれて、とんでもない大儲けもできるわけです。

さて、そのような成長と株価のギャップが確認できる典型的なチャートとして、

ずいぶん昔、「Jカーブ上昇」と「岩の心電図」という二つの長期チャートを紹介しました。

前者は私のオリジナル、後者はピーターリンチに教えてもらいました。

 

以前まとめたものがございますので、まだの方はこちらをどうぞ

 

旧)エナフンさんの梨の木 Jカーブ上昇で10倍高を狙え!!

http://enafun.blog21.fc2.com/blog-category-4.html

 

旧)エナフンさんの梨の木 岩の心電図

http://enafun.blog21.fc2.com/blog-category-10.html

 

さて、この二つのチャートの典型的な意味を

いつもの相場概念図的に説明するとこうなります。

 

<Jカーブ上昇の場合>

<岩の心電図の場合>

何が言いたいかと申しますと、

チャートだけでみて、チャートの意味を探るのではなく、

ファンダメンタルズと合わせて考える必要がある

ということです。

 

また、

短期的なチャート理論はノイズも多く信頼できないものも多いのですが、

長期的なチャート理論はノイズが薄れ、シグナルが多く含まれる

ということも覚えておいて損はないでしょう。

 

「リーマンショック直後は良いよね?

Jカーブ上昇なんて大技が飛び出して・・・。

さすがに、もうそんな大技、使える状況にないでしょ。」

 

そんな感覚を持っている人もいらっしゃるかもしれません。

 

確かにあの頃と比べると、

株式市場への参加者もずいぶん増え、

極端な現象は減ってしまいましたから、

そんな大技が出せるチャンスも少なくなりました。

 

けど、誰もが忘れたころに、

ひょっこりそんなチャンスが現れたりしますから、

今日から頑張ってそれを探す!!

とかじゃなくて、

「頭の隅に置いおく」くらいの感覚で良いでしょう。

 

ちなみに最近(といってももう1年以上前の話だが…)

私が買った銘柄では例えばこんな銘柄がJカーブ上昇しています。

 

底値から2倍近く上昇したタイミングで買ってますね。

 

普通は、2倍も騰がった株を買うのは、

結構な勇気がいるものですが、ファンダメンタルズと比較することで、

自信を持って買い向かう事が出来たわけです。

(先ほどの概念図だと「ずいぶん青色ラインに近かった」という判断だ…。)

 

もちろん、Jカーブの底、岩の心電図の最後に買えれば最高ですが、

そんなことに神経を注ぎすぎると、

それはそれでまた別なゲームになってしまいますから、

少々(数か月以内程度)であれば、

早すぎても遅すぎても、長期的にみると大きな問題ではない、

と思っておいて良いでしょう。

 

本日も、参考になりましたら、

クリックの方もよろしくお願い致します。

株式長期投資 ブログランキングへ

 

当ブログは、長期投資法について解説することを主目的としています。

その中で、参考資料として特定の企業や市場動向についても情報を提供しますが、

仮にこれらの情報に基づいて投資判断をし、 結果的に損失を被ったとしても、

当方は責任を負いかねますのでご了承ください。

株式投資に関する意思決定や実際の売買に当たっては自己責任でおねがいします。