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フェラーリ、電気スーパーカーを計画-テスラのロードスターに対抗

  • バッテリー駆動のフェラーリ投入はテスラからシェアを奪うチャンス
  • フェラーリは「市場最速」のSUV投入へ:マルキオンネCEO
A 2018 Ferrari NV GTC4Lusso T luxury vehicle sits on display.

A 2018 Ferrari NV GTC4Lusso T luxury vehicle sits on display.

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

イタリアのスポーツカーメーカー、フェラーリはバッテリー駆動のスーパーカーを製造し、高級電気自動車の分野で米テスラに挑む。最高経営責任者(CEO)のセルジオ・マルキオンネ氏が明らかにした。

  フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)からスピンオフされたフェラーリは、イタリアのデザインと超高速ロードスターを特徴とする他社を寄せ付けないブランド力を損なうことなく、ラインアップを拡充し、販売台数を伸ばしてきた。両社を率いるマルキオンネ氏は16日、デトロイトで開催中の北米国際自動車ショーで記者団に対し、フェラーリが同社初のスポーツタイプ多目的車(SUV)を2019年の遅い時期か20年に投入する計画も明らかにした。「市場で最速」のSUVとなるという。

Marchionne

セルジオ・マルキオンネ氏

撮影: Daniel Acker/Bloomberg

  マルキオンネ氏は「電気スーパーカーが製造されるとすれば、フェラーリが一番乗りになる」と言明。 「人々はテスラがスーパーカーで成し遂げたことに驚いている。私はイーロン氏がやったことを軽んじるつもりはないが、それは私たち皆ができることだと考える」と語った。

  フェラーリがバッテリー駆動のスーパーカーを投入すれば、イーロン・マスク氏率いるテスラから販売と注目を奪う機会となり得る。テスラは「ロードスター」「モデルS」によってライバル各社よりも先に高級電気自動車市場の定義を確立させた。

原題:Ferrari Plans Electric Supercar to Challenge Tesla Roadster (1)(抜粋)

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