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【市況】マネックス証券、19年3月末までに日経平均3万円到達を予想

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 マネックス証券は9日、10月27日に同社が見解として発表した「日経平均3万円への道」の具体的な内容について記者会見し、同社の松本大社長=写真=は以下のようにコメントした。

 日経平均は、2019年3月末までに3万円に達するだろう。理由は3つ。

 今回の衆院選で左派が分離され、日銀総裁人事でリフレ派に反対する勢力は小さくなった。金融緩和が続くことは、株価上昇にとって最重要だ。

 次に、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のポートフォリオの日本国債比率が小さくなり、日本株比率が高くなっており、これから更に高くなることも重要なインプリケーションがある。株価上昇的な施策は今まで、金持ち優遇だと批判・敬遠されがちだったが、今後は国民的なコンセンサスとなっていきやすいだろう。要はアメリカ化する。

 最後に、1987年のブラックマンデー後から、日本株の時価総額は約2倍になったが、日経平均はほぼ変わっていない。一方アメリカでは、時価総額もダウ平均も約12倍になっている。日経平均は入れ替えが少なくて経済の成長を良く表していない。しかしこれが最近では、上場企業のインデックスからの強制退場という形で新陳代謝が速くなってきた。

 おまけを付けると、チャート的にも日経平均はここから上は軽い。以上から、日経平均は1年半ほどで3万円に達すると考える。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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