日立とみずほ、ブロックチェーン技術活用で共同実験 10月から
日立製作所(6501)とみずほフィナンシャルグループ(8411)、みずほ銀行は21日、複数の参加者が取引履歴を共有し認証しあう「ブロックチェーン(分散台帳)」技術の活用に向けた実証実験を10月から共同で始めると発表した。
日立グループ間のアジア域内での部品調達を巡り、発注や納品に関する情報をブロックチェーン技術を使って効率的に管理する。在庫管理などの業務負担の軽減や、受発注に関する迅速な意思決定につながるか検証を進める。みずほグループにとっても日立グループ間で部品を受発注した後の決済や融資を迅速化する効果が見込める。
将来は企業の部品供給網における資金決済や資金繰り効率化に寄与する「サプライチェーン・ファイナンス」に応用したい考えで、他社へのサービス提供も視野に入れている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕