かんぽ生命の4~6月期、純利益24%増 売上高は7%減
かんぽ生命保険(7181)が10日発表した2017年4~6月期の連結決算は、純利益が前年同期比24%増の241億円だった。低金利による国内債券の運用難を受けて残高を増やしてきた外国債や国内外の株式などのリスク性資産の運用益が収益を押し上げた。
一般事業会社の売上高にあたる経常収益は7%減の2兆1135億円だった。4月から保険料を引き上げたことで貯蓄性の高い養老保険などの販売が振るわなかった。
財務の健全性を示す連結ソルベンシーマージンは6月末時点で1249.6%と3月末に比べて41.0ポイント低下した。
18年3月期通期の経常収益は前期比11%減の7兆6900億円、純利益は3%減の860億円とした従来予想を据え置いた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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