AIでウイルス検知 アズジェントがソフト販売
情報セキュリティー製品を販売するアズジェントは13日、イスラエルのベンチャー企業ディープインスティンクトが開発した企業向けコンピューターウイルス検知ソフトの国内販売を始めると発表した。
ディープインスティンクトでは過去に見つかった膨大なウイルスを、人工知能(AI)の一種である深層学習と呼ばれる手法で解析し、共通してみられる特徴を明らかにしている。これにより新種のウイルスが登場しても検知できるという。日本での価格はパソコン100台の企業が導入する場合で、1台当たり年間8500円(税別)。
同社のガイ・カスピ最高経営責任者(CEO)は、「世界を襲った5月の大規模サイバー攻撃で使用された『ワナクライ』と呼ばれるウイルスも、当社のソフトは瞬時に検知できた」という。