東芝、海外年金運用で141億円の営業損失 今期業績には織り込み済み
東芝(6502)は19日、ドイツ子会社の東芝システム欧州社で運用されている年金を巡り、今期(2018年3月期)の連結業績(米国会計基準)に141億円の営業損失を計上すると発表した。今期業績予想には織り込み済みとしている。
東芝システム欧州社の、英国信託法のもとで運用されている確定給付年金制度に関し「年金バイアウト」を実施することに伴う損失計上。「年金バイアウト」とは年金に関する財務戦略の一つで、確定給付型企業年金の資産・債務を保険会社などに移転するスキーム。バイアウトは18年3月末までに完了予定としている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕