参天製薬の基本理念

越路和朗氏:越路でございます。 1ページ、こちらは当社の基本理念でございます。

世界で存在感のあるスペシャリティ・カンパニーの 実現に向けて

2020年、当社は「世界で存在感のあるスペシャリティー・カンパニー」を目指すという長期ビジョンを掲げておりまして、この2014年から2017年はそのステップとして中期経営計画に取り組んでおります。

主な趣旨といたしましては、アジア、EMEAでの成長と収益の加速化。米国等への成長のための準備、これらに取り組んでいる中期経営計画でございまして、この17年度はその最終年度、その第1四半期の業績について以降説明させて頂きます。

2017年度第1四半期 決算概要 ~売上・営業利益ともに2桁成長

4ページでございますが、第1四半期の概要といたしまして、売上、営業利益共に2桁の成長を実現することができました。

ご覧の通り、国内、海外共堅調に売上を伸ばすことができまして、海外の売上比率は29パーセントになりました。

また、営業利益の下の当期利益。こちらに至る過程で税金の支払いがございますが、税率につきましてもこの第1四半期においては27パーセントということで、前年に対して低減を図ることができております。

2017年度第1四半期 売上収益の推移 ~全事業が高い成長に貢献

こちらはその売上の推移を前年同期との対比でブリッジチャートで示しております。

先ほど申し上げました通り、国内は新製品、あるいはOTC事業のインバウンドと新製品、これらを中心に成長し、海外はアジア・EMEA中心に、アジアが20パーセント、EMEAが29パーセントの伸びを実現することができました。

これは円建てですが、現地通貨建てにおいてもほぼ同様の水準とお考えいただければと思います。

2017年度第1四半期 コア営業利益推移 ~海外事業が高成長を牽引

6ページは利益の前年との対比の状況でございます。こちらもブリッジチャートでお示ししておりますが、ちょうどチャートのグラフの部分が前年との対比ですね。

その下に利益の絶対額を、上段が前年。下段が当該年度をお示ししております。金額としてはやはり国内の医療用薬品が大きいですが、伸びとしては海外の伸びが堅調という状況でございます。

1点付け加えますと、国内の医療用医薬品、こちらがマイナスの6億円となっておりますが、これは実際に会計上は減益にはなってるんですが、前年同期でアイリーア、この仕入商品に伴う消費税増税に伴う価格の調整ですね。

これが前年はございまして、それで一過性の現象なんですけれども、7億円ほど原価が通常よりも、予定よりも下がっている。

それの影響といいますか、それとの比較において当該第1四半期は減益に見えるということで、実質的には増収増益であると認識しております。

事業別実績推移(国内)

事業別実績推移(アジア事業)

事業別実績推移(EMEA事業)

7ページ、8ページ、9ページはそれぞれの地域別の業績の推移をお示ししております。

2017年度業績予想(5月10日から変更なし)

業績予想、こちらにつきましては先ほど申し上げました通り、予定通り堅調に業績が推移しておりますので、通期の見通しについても5月10日発表しました内容から変更がございません。

2017年度配当予想(5月10日から変更なし)

11ページ、配当につきましても当初の予定から変更はございません。説明は以上でございます。