パナソニック、電動アシスト自転車を貸し出し ツアーも開催
パナソニックは今夏にも電動アシストのスポーツ自転車のレンタルを始める。新商品を投入し、購入すれば20万~30万円する自社製のマウンテンバイクを観光地などで有料で貸す。サイクリングツアーやリースも始め、需要を喚起する。2021年度には一連のサービスで45億円の売上高をめざす。
18日、新商品を7月2日に発売すると発表した。マウンテンバイクのXM2(税抜きの希望小売価格38万円)は電池容量を従来品の1.5倍にした。20段階の変速機能を備え山間部で走りを長く楽しめる。街乗り向けのロードバイク、XU1(同22万5千円)は軽快な走りが楽しめるという。
高額な商品の顧客を広げるため観光地や保養地でレンタルを始める。夏場のスキー場などを想定する。街中で名所旧跡などを巡るツアーも催す。
電動アシストのスポーツ自転車は中高年を中心に販売が好調のため、品ぞろえを増やす。18年度の販売は、17年度の5倍近い2千台を見込む。
パナソニックは自転車事業全体の売上高で21年度に17年度比4割増の450億円を目指す。付加価値が高い電動アシストのスポーツ自転車の販売やサービスに注力する。