伊藤忠、ユニファミマを連結子会社化 1万1000円でTOB
伊藤忠商事(8001)は19日、ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)の株式をTOB(株式公開買い付け)で追加取得すると発表した。1093万9800株を上限に買い付け、保有比率を現在の41.5%から最大50.1%に高めて連結子会社化する。出資比率を高めてグループ間の流通や生産、配送を効率化し、収益拡大を狙う。買い付け価格は19日終値より1100円(11%)高い1万1000円。
TOBは伊藤忠の完全子会社を通じて今年8月ごろの開始を目指すが、詳細やスケジュールは決定次第、公表する。TOB成立後もユニファミマの上場は維持される見通し。
伊藤忠の今期(2019年3月期)業績への影響は精査中としている。ユニファミマは同日、TOBに賛同するとともに応募は株主の判断に委ねるとのコメントを発表した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕