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【注目】今週の「妙味株」一本釣り! ─ ブロードリーフ

ブロドリーフ <日足> 「株探」多機能チャートより

●ブロードリーフ <3673>  【目標株価】1000円(13日終値649円)

「関心高まるMR(複合現実)関連銘柄」

 ブロードリーフ <3673> は自動車アフター市場を中心にソフトウエアを提供している企業で、16年12月期通期の単独営業利益は30億円(前の期比19.3%増)が見込まれている。注目は、株式市場で関心が高まりつつあるMR(Mixed Reality)の関連銘柄である点。MRとはAR(拡張現実)とVR(仮想現実)の複合技術のようなもので「複合現実」ともいわれるが、同社は昨年12月19日に、ARやMRなどのコンテンツ開発を手掛ける米DoubleMe社と業務提携契約を結んだと発表しており、今後の事業展開が期待される。

 同社は昨年11月18日に株式分割と実質増配、株主優待制度の導入を発表し、500円前後だった株価は12月15日には昨年来高値となる738円まで急騰。その後は約15%の調整を余儀なくされたが、過熱感が後退した時価は狙ってみたいところだ。

●三菱商事 <8058>  【目標株価】3000円(13日終値2550.0円)

「サウジアラムコ上場の年、上値追い本番へ」

 三菱商事 <8058> のもみ合い場面は強気に対処したい。中期波動では下値切り上げトレンドを継続しているが、25日移動平均線を早晩クリアして上放れが期待される。

 三菱グループの中核を担う総合商社のトップ。資源エネルギー関連事業に強みを持つほか、食料など非資源事業も育成。昨年度に資源価格の下落などで巨額の減損を計上したが、足もとは原油価格の回復や、銅、アルミなど非鉄市況の上昇で収益環境は追い風に変わっている。今年はサウジアラビアの国営石油会社であるサウジアラムコの新規上場を控え、原油市況はさらに上昇基調を強める可能性があり、同社にとっては追い風環境が期待される。

 サケ・マス市況の回復も収益貢献し、今3月期見通しについては昨年11月初旬に最終利益2500億円予想から3300億円に増額修正しているが、再増額の公算も大きい。既存の不採算事業売却により事業の入れ替えを進め、成長分野へは積極的に資本投下していく“選択と集中”の構えをみせている。PBR1倍弱の時価は買いで報われそうだ。

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