三井住友銀、タカタへの特別融資枠を設定 250億円
三井住友フィナンシャルグループ(8316)傘下の三井住友銀行は26日、民事再生法の適用を東京地裁に申請したタカタ(7312)に対して総額250億円を上限とした特別融資枠を設定すると発表した。「DIPファイナンス」と呼ばれる融資で、民事再生法や会社更生法など法的整理を進める企業に対して運転資金などを提供する。現金が不足することで決済などが滞り、タカタの取引先まで経営不安が広がることを抑えるのが狙い。
タカタは民事再生法の申請をにらんで三井住友銀のほか三菱東京UFJ銀行とみずほ銀行にも同様の融資枠の設定を要請していたもようだ。三菱UFJ銀とみずほ銀は「個別の企業の取引関連の事案には答えることはできない」としている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕