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IRセミナー 8591オリックス 結局「わかりにくい」まま・・・ ホールド

2018-08-09 21:36:13 | 株式投資・資産運用
IRセミナー 8591オリックス 結局「わかりにくい」まま・・・ ホールド

 今日はオリックスのIRセミナーでした。

 ここは家族全員で100株ずつ保有しています。
 特に買い増しするつもりも、売るつもりもなく、そのままホールドで配当と優待を取っています。

 最高益更新で業績はよく、配当+優待利回りは高いです。それでいて低PER、ほぼ常時10倍以下、
であり、PBRは1倍割れとなっています。まあ、商社とかに近い雰囲気。実際、事業内容的にも商社
と重なるところはあるでしょうしね。

 さて、IRセミナーの方ですが、ビデオの中での社長もプレゼンテーターも、何度かオリックスは
「わかりにくい」という言い方をしていました。事業ポートフォリオ、セグメントが幅広く、なにをして
いるのかわかりづらいという意味かと思います。

 事業ポートフォリオの幅が広く、セグメントとしても様々なものがあるというのはいいですよ。
で、その中味が、その時々に合わせて変化していくというのもいいです。

 ただ、「わかりにくい」ままでいいのかということですよね。

 投資家対象のIRセミナーでも、結局、この「わかりにくさ」は解消されたとは言いがたかったです。

 というのは、まあ、個人向けのIRセミナーはどこに焦点をあてたプレゼンにするかというのはなかなか難しい
ということはあったとしても、結局のところ、いったい、どんな事業が現在伸びていて、どんな事業が利益に大きく
貢献しているか、逆に難しい面、課題はなんなのか、そういう企業の全体像がリアルにとらえやすい形で
浮かび上がってくるようなプレゼンになっていないのです。

 まあ、ビデオとかCMとかを流すのもいいですが、それはできたら開会前の時間でも活用して流してくれたら
いいと思います(この日は三社のプレゼンがありましたが、オリックスはトップだったのでこの方法が使えたでしょう)。

 そういう一般的な会社案内ではなくて、例えば「投資」のセグメントではどういうことが現状として利益に大きく
貢献しているのか、「事業」のところではどうかなど、いわば、現状の利益貢献というところでコアとなっている事業
は何で、ここから伸ばしていきたい、広げていきたいものはなにか、インキュベーション段階のものは?など、
単に大くくりりのセグメントしての利益の変化を示したり、並列的に事業内容をならべてみたり、単に個別に事例を
ビデオで紹介したりするということよりも、例えば、利益貢献という切り口で、コア、サテライト、インキュベーション
といったくくりで事業内容を示してみる、できればその変化も示してみるなどして、企業の全体像やめざすべき方向を
もっと生き生きと描き出してほしかったと思います。

 これは工夫すればもっといい形というのがあると思うのですけどね。

 今回のプレゼンは極限すれば「つまり何が儲かってるの?」ということが響いてこないし、「これから何で儲けよう
としているの?」というのも、文言は書かれていても、それがイメージとしてはとらえにくいものだったように思います。
例えば、今後成長を見込む分野として「プライベートエクイティ投資」と書いてありますが、この文言で、多くの個人投資
家はなかなかその具体的な投資内容についてイメージすることは難しいでしょう(私もそうです)。

 総合商社株への投資は、いわばその総合商社という投資信託を買っているようなものと考えられるいった記事を見ましたが、
オリックスについても、それは同様なことが言えるかもしれないですね。別にこれは悪いことではないですが。

 株式の保有は継続、ホールドです。

 私は、株式投資を初めてしようとする人には、ここのところ、個別銘柄としては結構、このオリックスをすすめています。
これは現在も変わりません。

 着実に業績を伸ばし、時代に合わせて事業ポートフォリオも改変していってもらいたいと思います。





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