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IRセミナー 8058三菱商事 PFに組み入れてもよい「総合商社」という投資信託

2018-07-11 18:55:39 | 株式投資・資産運用
IRセミナー 8058三菱商事 PFに組み入れてもよい「総合商社」という投資信託

 昨日のIRセミナーは京都・四条で、三菱商事とジーテクトでした。

 まずは三菱商事から。

 このノートをいただきました。小型で、ゴムのページどめもついているし、中は方眼紙で、
なかな使いやすそうです。これは「実戦配備」される可能性があります。ありがとうございました。


 えーとグッズについては「実戦配備」というのは実際に本人や家族が使うということ。
あと「寄贈」ということで、近くのグッズを利用してくれそうな事業所などにあげるもの。
あと「売却」でオークションに回すもの、他「死蔵」「廃棄」などがあります。

 三菱商事ですが、結論的に言うと、「条件付きでの買い」という感じです。
但し、これは総合商社株ということで、その中での三菱商事の位置づけ、強みとか弱みを理解した上での
買いということではありません。
 
 条件というのはポートフォリオの中の一つの銘柄としては、ということです。

 総合商社株というのは三菱商事に限らず、というか三菱商事でも、配当利回りはそこそこ高く、また業績
も悪くなくても、PERは1ケタ台かせいぜい2ケタ台前半までという場合が多く、PER的に高い評価になる
ということはありません。

 ということで、ダイレクトに「なんで総合商社は低PER?」と聞いてみました。

・市況関連としてとらえられる。→資源価格の動向によって業績が左右される。

・事業内容が幅広く、会社全体として理解してもらいにくい面がある。

・商社は日本独自の形態で、成長性などが理解したもらいづらい。
というようなことをバクッと回答してくれました。

 まあ、全体としてそうなんでしょう。

 商社=資源価格の動向というように今でもとらえられているところがあると思いますし、実際にここは収益に大きく
影響します。

 三菱商事であれば、これは西アジア、東南アジアをはじめとする世界各地のLNG、オーストラリアの石炭、チリの
銅といったことになるのでしょう。

 全体の利益6000億の中で、だいたいのイメージとしては金属資源で1500-2000億、LNGで700-800億というようなこと
を言われていました。

 ですが、ここは事業系と市況系(資源関係は市況系というくくりをされています)の最適バランスということを会社
としては強く意識されていて、これは全体として事業系と市況系の利益の割合はすでに2:1程度になっているということでした。

 だから、現状ですでに資源だけということでなく、割合としては非資源分野からの利益の方が大きいわけです。

 三菱商事で言えば、見えやすいのはたとえばローソンがありますし、また三菱自動車なんていうのも持ち分的にはあります。

他、電力なども大きく育ってきているところで、他、若干の利益につながっている様々な事業、また、まだインキュベート
段階の事業など、とにかく幅広い事業に投資、参画しています。

 ということで、確かに資源系の影響は大きいけれど、三菱に限らず総合商社の事業というのは、全体として見れば、
「様々な事業に投資する総合商社という投資信託の一つの銘柄」としてとらえられるかもしれません。

 で、その分配金が配当ということで、日本の株式の中ではその配当利回りは高い方になります。

 ネットで「総合商社 低PERの理由」とかで検索をすると、この総合商社=投資信託論みたいな記事がいくつか出てきます。
なるほど、そういう見方もわかりやすいなと思った次第です。

 業績はよく配当利回りはそこそこ高い、幅広い事業で収益をあげている日本を代表する企業として、やはり、総合商社はポー
トフォリオの中の一つとして組み入れていいかもしれないとあらためて思いました。

 それは日本を代表する医薬品の会社として、武田とアステラスをポートフォリオに組み入れているのにちょっと似ています。

 個人的にはこれまでいくつかの総合商社を細かく売買して、売買益や配当を得ていますが、今は組み入れがありません。

 なお、他の総合商社と比較しての三菱商事の強みなどを聞いてみましたが、キャッシュを生み出す力が強い、事業で稼ぐ力が
強い、なのでそれを新規事業にあてることができるといったことを言われていました。ここは厳密に比較してないのでよくわかりませんが。

 あと、ここからは生活事業、食品やリテイル分野などを伸ばしていきたいということも言われていました。

 まあ、買うなら日経暴落のようなタイミングがいいと思います。







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