ジャパンディスプレイは6月19日、4辺のベゼル(額縁)を狭めたスマートフォン向けディスプレイ「FULL ACTIVE」の量産を6月に開始したことを発表した。
画面サイズは6型、解像度は1080×2160ピクセル、アスペクト比は18:9。高密度な配線レイアウト、加工、実装の技術によって、従来は難しかった画面下部の狭額縁化に成功したという。写真の通り、4辺のベゼルが極限まで狭められているので、まさに画面そのものを持っているような感覚を味わえそうだ。
このディスプレイは、タッチセンサーをディスプレイに内蔵した第2世代の「Pixel Eyes」製品で、黒の表現力向上、ぬれた手でも誤操作しにくいといった特徴も持つ。
これまで、シャープやXiaomiが3辺狭額縁ディスプレイを搭載したスマートフォンを開発してきたが、下部のベゼルはある程度の幅が残っていた。4辺のベゼルがほとんどないFULL ACTIVEディスプレイ搭載スマートフォンが製品化されれば、画期的な商品になりそうだ。
関連記事
- Xiaomi、“縁無し”6.4型ハイエンド端末「Mi MIX」を約5万4000円で発売へ
Xiaomiが、ベゼル幅がほとんどない画面占有率91.3%の6.4型ファブレット「Mi MIX」を11月に中国で発売する。Snapdragon 821登載でRAMは4GBなどのハイスペックで、価格は3499元(約5万4000円)。 - 下り最大300Mbpsの「PREMIUM 4G」に対応した「AQUOS ZETA SH-01H」
リフレッシュレートが120Hzの「ハイスピードIGZO」を採用。エモパーは音と光のエフェクトが追加され、ますます生きているような演出が楽しめる。 - “EDGEST”をシャープの記号に――「AQUOS ZETA SH-04F」「AQUOS PAD SH-06F」で目指したもの
シャープはドコモ向けの2014年夏モデルに、スマートフォン2機種、タブレット1機種、フィーチャーフォン1機種の計4機種を提供している。フラッグシップモデルのAQUOS ZETAを中心に、ラインアップ全体と各機種のコンセプト、デザインについて開発陣に話を聞いた。 - Galaxy S8とS8+、どちらを選ぶべき? 2機種の違いを検証する
ドコモとauから発売される、サムスン電子の「Galaxy S8」「Galaxy S8+」。横幅を極限まで細めたボディーに5.8型/6.2型の大画面を搭載。2機種のうち、どちらを選ぶべきか? その違いを確認していこう。 - 写真で解説する「AQUOS CRYSTAL」
極限までディスプレイのフレームをなくし、サウンド面も強化したシャープ製の新型スマートフォン「AQUOS CRYSTAL」。ソフトバンクモバイルとSprintとの共同開発で注目を集めている同モデルの見どころをお伝えしよう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.