GLM、京セラと協業し京セラの技術をスポーツEVに搭載したコンセプトカーを開発

【プレスリリース】発表日:2018年5月22日

EVメーカーのGLM、京セラと協業

京セラの技術をスポーツEVに搭載したコンセプトカー開発

セラミック技術や自動運転見据えたデバイスなど12種実装

電気自動車（EV）メーカーの「GLM（株）」（京都市左京区）は、「京セラ（株）」（京都市伏見区）と共同で、京セラの最新技術を当社スポーツタイプのEV「トミーカイラZZ」に搭載したコンセプトカーを手がけました。両社の協業は今回が初めてです。

車には、自動運転や先進運転支援システム（ADAS）への活用が期待される、高精細なカメラや液晶ディスプレーのほか、セラミック技術を応用した超薄型スピーカー（ピエゾスピーカー）や、電流で冷却・加熱の温度制御が可能な半導体素子（ペルチェ素子）を用いた温度調整装置（シート温調やエアコンに使用）など、京セラ独自の12種類のデバイスやシステム、素材を実装しています。

当社は「完成車事業」のほかに、こうした「部品・素材・化学・ITメーカー等の自動車関連事業の技術・開発支援」や、「自動車メーカーのEVの量産・研究開発支援」を展開する「プラットフォーム事業」に注力する事業方針を、今年3月に発表しています。本件は、その「プラットフォーム事業」の一環です。

※参考画像（1）は添付の関連資料を参照

■自動運転を見据えたコンセプトカー、セラミック技術も搭載

サイドミラー・ルームミラーには、電子ミラーを装備。高感度の車載用カメラで撮影した車両後方の映像を車室内のモニターに映し出します。また、前後左右4台の魚眼レンズのカメラが撮影した車体周辺の映像を合成し表示するサラウンドビューカメラや、高精細液晶ディスプレーに内蔵したカメラで運転者の視線の動きを認識し、よそ見運転などを警告するDMS（ドライバーモニタリングシステム）など、ADASを見据えた計9台のカメラとそれと連動するシステムを実装しています。

その他、パネルを指でタッチした際に微細な振動で立体をクリックしたかのように伝える触覚伝達技術（HAPTIVITY(R)）を搭載したディスプレーや、セラミック技術を応用した高音質なピエゾ（圧電）スピーカー、装飾用に開発された人工オパールなど、計12種類の京セラの技術を組み入れています。

※参考画像（2）は添付の関連資料を参照

※以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

参考画像（1）

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0480270_01.JPG

参考画像（2）

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0480270_02.jpg

添付リリース

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0480270_03.pdf