同社は、大手不動産ファンドの首都圏大型物件への集中投資という状況に対して、ビジネスモデルとして「金融ロングテールビジネス」を掲げ、地方の高利回り案件を中心に扱うという投資スタンスを取ってきた。

また投資物件の状況によっては、リノベーションやコンバージョンを実施して投資効率の向上を行っている、

さらに同社の目指すインバウンド向け宿泊関連事業は、宿坊や古民家など、訪日外国人観光客や留学生を対象とした他にない小型案件中心の宿泊関連事業であり、大手とは競合しない一方、高い稼働率が期待できる高利回り物件に投資が向かう。
このインバウンド向け宿泊関連事業と、資産運用向け不動産売買事業を展開する子会社として、サンエステートを今年4月に設立済みである。

同社株式を大量保有してきたオーシャンパシフィックマネージメントピーティーイーエルティーディーが株式売却を進めているが現在残り20％を割り込んでおり手代わりが進んでいると見ている。

日々雑な商いをよく目にするが目先の値段を気にしないような投資家の買いと見ている。

インバウンド向け宿泊関連事業などを推進。18.3期は大幅増収、黒字転換見通しという点からも底堅い展開に期待したい。