アステラスの前期、純利益13%増 がん治療薬など好調
アステラス製薬(4503)が27日発表した2017年3月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前の期比13%増の2187億円だった。主力の前立腺がん治療薬「イクスタンジ」や過活動ぼうこう治療薬「ベタニス」などの販売が好調だった。
売上高は4%減の1兆3116億円、営業利益は5%増の2608億円だった。日本での薬価の引き下げや円高により収益が目減りした影響で減収だったが、「イクスタンジ」などの治療薬の伸びで吸収した。
併せて開示した18年3月期の連結業績は、売上高が前期比2%減の1兆2790億円、純利益が9%減の1980億円を見込む。グローバル皮膚科事業の譲渡などが響く。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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