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ほぼ無名の中国企業、新興企業価値で世界4位に-14億人の胃袋が支え

  • 美団点評は資金調達ラウンドで40億ドル調達、企業価値300億ドルに
  • グルーポンやイェルプ、ウーバー・イーツなどを合わせたような企業
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Photographer: Imaginechina via AP Photo

中国の美団点評の企業価値が300億ドル(約3兆3900億円)に達し、世界の新興企業で4位に浮上した。米民泊仲介のエアビーアンドビーや宇宙ベンチャーのスペースXを上回る価値だ。

  美団点評という社名は聞いたことがないかもしれない。北京に本社を置き、王興氏が率いる企業で、中国以外ではほぼ無名だ。フードデリバリーのほか、食料雑貨、映画チケットなどの販売、レストランの評価(レビュー)情報の提供、共同購入サイト運営などを手掛けており、グルーポンとイェルプ、フードパンダ、ウーバー・イーツを合わせたようなサービスを展開している。

  美団点評が投資家に評価されているのは、10億人を超える市場で支配的な地位を占めている点にある。同社は2015年に美団網と大衆点評網との統合で誕生。最新の資金調達ラウンドでテンセント・ホールディングス(騰訊)とセコイア・キャピタル、プライスライン・グループから企業価値を300億ドルと評価され、40億ドルを調達した。

  コンサルティング会社アーンスト・アンド・ヤング(E&Y)で銀行・資本市場のグローバル・アシュアランス責任者を務めるキース・ポグソン氏(香港在勤)は美団点評について、「14億人の胃袋をベースとした準独占企業だ」と評した。

  CBインサイツによれば、世界の新興企業で企業価値が高い上位3社はウーバー・テクノロジーズと滴滴出行、小米。美団点評はそれに次ぐ順位となった。

The New Rulers of China's Internet

原題:This Little-Known Startup Just Hit a Valuation of $30 Billion(抜粋)

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