ゲームメーカー、AI活用しプレーヤーの特性を分析-つなぎ止め策
Pavel Alpeyev、中村友治ゲーム開発メーカー各社は、無料のゲームで満足する大半のプレーヤーと、より多くの武器やスタミナを得るためにお金を支払うことをいとわないプレーヤーの両方を満足させるため、微妙なバランス取りに腐心している。
ゲーム開発向けソフトウエアメーカーのシリコンスタジオは、各プレイヤーの心理学的特性の分析に役立たせるためゲームメーカー各社にディープラーニング(深層学習)のアルゴリズムを提供。プレイヤーがどれぐらい長くそのゲームで遊ぶか、どのレベルまで到達するか、ゲーム内でどれぐらいの金額を何に対して使うかなどについて予測することが可能となっている。
シリコンスタジオのチーフデータ・サイエンティストのアフリカ・ペリアニェス氏は「ゲームのデータは人間の振る舞いを学習するのに最適。これが業界の方向性を変え、パーソナライズされたゲームの方向性を変えることになる」と指摘した。
同社の機械学習エンジン「Yokozuna Data(横綱データ)」は顧客の注目を集めている。ペリアニェス氏によると、国内の上場メーカー3社と韓国の開発企業1社がこの製品を活用しているという。同社はまた、大規模な欧州のオンライン・ロールプレイングゲームのメーカーと導入に向けて協議しているという。
原題:Game Makers Tap AI to Profile Each Player - and Keep Them Hooked(抜粋)
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