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ゴールドマン、30歳以下が全社員の半数超える

  • エンジニアは全社員の4分の1以上に、今後も増え続ける可能性高い
  • 変化する事業環境とテクノロジーの進歩に対応
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Photographer: BartekSzewczyk/iStockphoto

ゴールドマン・サックス・グループの社員で30歳以下の人が半数を超えた。またエンジニアの割合が増えている。デービッド・ソロモン、ハービー・シュワルツ両共同社長兼最高執行責任者(COO)が相次いで語った。

  ソロモン氏は24日ワシントンでの会議で、ゴールドマンの従業員の約50ー60%が30歳以下だと述べた。シュワルツ氏は先週のポドキャストで、従業員の4分の1以上がエンジニアであり、その数は「増え続ける可能性が高い」と語った。

  変化する事業環境とテクノロジーの進歩に対応していることがうかがわれる。ソロモン氏は証券業金融市場協会(SIFMA)の会議で、ゴールドマンが「変化する世界の中で非常に魅力的であり続ける方法を見つけるのがわれわれの仕事だ」と語った。

  同社は、新卒のプログラマーへの報酬を引き上げ、服装規定を緩くし、多くの従業員が望む大型のコンピューターモニターをプログラマーらに支給。その目的はウォール街のビジネスにとって重要度が増すエンジニアたちをひき付けることだ。

  シュワルツ氏は先週公表されたポドキャストで、エンジニアを増やすのは「テクノロジーを効果的に活用するため」であり、また顧客との意思の疎通のためだと語った。

  21世紀の初めごろに成年に達したいわゆるミレニアル世代はせっせと働くのが嫌いで転職しがちといった評判もあるが、ソロモン氏は「ミレニアルの従業員たちはよく働くし、勤め先のことを大切に思っている」と評価。ゴールドマンは顧客の問題を解決するために多様な従業員を抱える必要があるとして、「われわれは前進しているが、まだするべきことがある」と語った。

原題:Goldman Presidents Take Turns Touting Firm’s Shifting Workforce(抜粋)

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