ゴールドマンの2017年商品事業収入75%減、株式公開後最悪に-関係者
Jack Farchy、Javier Blas、Dakin Campbell-
長年のライバル、モルガン・スタンレーの後塵を拝す
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10-12月期はポジション解消で前2四半期よりは改善
米ゴールドマン・サックス・グループの2017年の商品事業収入は前年から約75%減少し株式公開後の最悪となった。事情に詳しい関係者が明らかにした。長年のライバル、モルガン・スタンレーの後塵(こうじん)を拝した。
ゴールドマンは数十年にわたって商品事業でウォール街に君臨してきたが、17年はガスと電力事業の損失が業績を押し下げた。一方、競合するモルガン・スタンレーでは同事業の17年収入は約20%増だったと、関係者の1人が述べた。「ウォール街の精製業者」と呼ばれる2社の立場が逆転した。
ゴールドマンの商品部門は17年4-6月(第2四半期)業績が株式公開後の最悪となり、社内および投資家からの視線にさらされていた。
10-12月期の業績は天然ガスを巡るポジションを解消したため、前2四半期よりは改善していたが、リスクテーク縮小の中でパフォーマンスは輝きを欠いた。
ゴールドマンは17日、モルガン・スタンレーは18日に決算を発表する。両社ともコメントを控えた。
原題:Goldman’s Commodity Revenue Said to Drop 75% to Lowest on Record(抜粋)
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