今夏のJPX400入れ替え、採用候補にリクルートや出光
院去信太郎大和証券エクイティ調査部の橋本純一シニアクオンツアナリストは20日のリポートで、毎年8月に公表、実施されるJPX日経インデックス400の銘柄入れ替えについて、選別基準と現時点の予想利益から新規採用候補を推定した。現在非採用のスコア上位銘柄はリクルートホールディングス、出光興産、九州電力、コスモホールディングス、すかいらーく、ポーラ・オルビスホールディングス、任天堂、森永製菓、古河電気工業、日本ライフラインなど。2017年の新規採用銘柄のパフォーマンスを分析すると、2月中旬から3月にかけ上昇した後にいったん調整、3月期決算企業の業績発表が本格化する4月後半から大きく上昇する傾向がみられたという。
日本取引所グループと日本経済新聞社が実際に採用するのは、毎年6月末を基準日に算出される最終スコア順位の上位400銘柄。上場後3年未満や過去3期のいずれかで債務超過、3期全てで営業赤字企業などを除外する適格基準でスクリーニングした後、3年平均株式資本利益率(ROE)、3年累積営業利益、時価総額を考慮、ガバナンスなど定性的要素も加点される。
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