日本電波工業、超低位相雑音10MHzOCXO(恒温槽付水晶発振器)を開発
【プレスリリース】発表日:2017年11月15日
キャリア近傍ノイズ -115dBc/Hz at 1Hz
超低位相雑音10MHzOCXO(恒温槽付水晶発振器)を開発
日本電波工業(株)は、測定器向けに超低位相雑音10MHz水晶発振器「NH40M40LA」を開発致しました。
当社従来品の低位相雑音水晶発振器と同サイズ(40×40mmサイズ)で、位相雑音は世界最高水準のキャリア近傍ノイズ(-115dBc/Hz at 1Hz)とフロアノイズ(-170dBc/Hz at 100kHz)を実現しております。
近年、さまざまな分野で低雑音の電子機器が普及しており、その電子機器を検査する測定器では、測定対象の電子機器より優れたノイズ低減対策が求められております。また、これらの測定器の基準信号には、その性能を定量値化するための極めて低い雑音の発振器が必要になっております。
一般的には、キャリア近傍ノイズとフロアノイズは水晶振動子の特性上トレードオフの関係にあることが知られております。本開発品は、当社独自の水晶技術と発振回路技術の融合により、キャリア近傍ノイズからフロアノイズまでの広範囲において、極限までに低くした位相雑音水晶発振器を実現し、特にキャリア近傍ノイズは40×40mmサイズの水晶発振器で世界一(*1)の低ノイズ特性に到達しています。このことにより、低位相雑音が求められる測定器をはじめとする電子機器の設計、性能向上に貢献致します。
なお、本開発品は11月29日(水)から12月1日(金)までパシフィコ横浜で開催されるマイクロウェーブ展2017に出品致します。(NDK ブース:ホールD I-03)
(*1):2017年10月 当社調べ
【外観写真】
※添付の関連資料を参照
【サンプル・量産】
サンプル出荷を開始しております。量産は2018年2月を予定しております。
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外観写真
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