ブロンコビリー、全品2割引き 11月に1週間限定で
ステーキ店を運営するブロンコビリーの竹市克弘社長は14日の決算記者会見で、全品の価格を1週間限定で2割引き下げる大規模なキャンペーンを11月に実施すると明らかにした。節約志向を強める消費者の初来店の動機づけなどにする狙いがある。
同日発表した2017年1~6月期単独決算は、税引き利益が前年同期比17%減の7億6300万円だった。利益の大半を稼ぐ既存店の売上高が3.5%減ったのが主因。17年12月期通期の税引き利益予想も前期比1%増の19億円と、従来予想から2億9000万円引き下げた。
円安や人手不足などの影響で、外食業界では価格の引き上げが続き「消費者は値上げ疲れとも言える状況にある」(竹市社長)。生活防衛意識が強まる中で新規の顧客を獲得するのが以前よりも難しくなっているといい、分かりやすいキャンペーンで集客を図る。
同様の販促は今年の6月にも実施しており、同月の来店客数が前年同月に比べて6.8%増える効果があった。ステーキやハンバーグの主力商品で大幅にレシピを改良しており、まずは来店を促すことが将来的な売り上げ増につながるとみている。