カタールで海水淡水化 NEDOが実証事業
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とカタール電力・水公社は19日、環境負荷が小さい海水の淡水化システムの実証事業で覚書を結んだ。日本企業が展開する淡水化システムをカタールの工業団地に設置する。日本企業のインフラ輸出につなげる。
実証事業には三菱重工業と三菱商事が参画する。従来の淡水化システムに比べてエネルギー効率が高く、淡水にする際に使う薬品が少ないことなどが特徴という。2019年3月からの運転開始をめざす。
19日、経産省で日本とカタールの合同経済委員会を開き、エネルギーの安定供給などを議論した。