3D表示HUDを開発へ、アルパイン・コニカミノルタ
アルパインとコニカミノルタは16日、自動車に搭載するヘッドアップディスプレー(HUD)を共同で研究開発すると発表した。車のフロントガラスに3D(3次元)で情報を表示できるコニカミノルタのHUD技術と、アルパインの車載機器のノウハウを組み合わせ、2021年度の量産を目指す。
HUDは道路や危険物などの情報をフロントガラスに投映する機器。運転者の視線を前方からそらすことなく情報を伝達できるため、安全運転を支援する機器として注目度が高まっている。
コニカミノルタの3D表示HUD技術は、情報の表示位置を、奥行き方向に自由に変えられるのが特徴だ。歩行者や障害物など複数の対象物の情報を、それぞれの位置に合わせ、重ねて表示できる。
コニカミノルタは「3D拡張現実(AR)HUD」と呼んでおり、アルパインの車載向け機器の開発ノウハウや、ヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)技術を組み合わせて量産化を目指した技術開発を加速させる。
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