NHK上田会長、ネット配信で「民放と連携したい」
NHKの上田良一会長は4日の年頭挨拶で、インターネットでの番組の常時同時配信について「民放との2元体制を維持しながら連携できればいい」と述べ、民放と協力したいとの意向を示した。視聴用アプリの共通化などで協力関係を築きたいという。ネットの活用は「公共メディアとしての存在意義をかけたチャレンジだ」と主張した。
「NHKの公共性が問われる年になる」とも語った。2017年12月に最高裁がNHKの受信料制度に合憲判決を出したことに触れ、公共性を視聴者に納得してもらえるよう丁寧に説明することが大事だと述べた。