パナソニックとヴィンクス 無人店舗向けレジ開発
パナソニックは16日、流通向けシステム大手のヴィンクスと、店員がいなくても買い物ができる無人店舗の技術開発や事業化で業務提携すると発表した。無人レジ装置「レジロボ」などにヴィンクスのソフトウエアを組み込む。2018年度内にコンビニやスーパーなどに導入し、20年には国内で数百店規模の無人店舗の稼働を目指す。
両社は共同で、パナソニックのロボットやセンサー、カメラにヴィンクスのPOS(販売時点情報管理)向けソフトウエアなどを組み込んだシステムを開発する。小売事業者がこれまで利用していた在庫管理などのシステムと親和性を高める。
自動で会計や商品の袋詰めができる装置「レジロボ」などを、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどで導入しやすくするのが狙いだ。店舗の売り上げ状況をリアルタイムで商品の配送や製造計画に反映するシステムも開発する。
無人店舗は中国で中山市賓哥網絡科技の「ビンゴボックス」が店舗数を増やしているほか、米国でもアマゾン・ドット・コムが「アマゾンGo」を開業するなど世界で事業化が加速している。