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注目される“代替肉” 「大塚食品」からも

2019年6月12日 14:57
注目される“代替肉” 「大塚食品」からも

肉の代わりに植物由来の材料で作った「代替肉」を使った食品が世界的に注目される中、日本の食品メーカーも新商品を発表した。

「大塚食品」が発表したのは素材に一切肉を使わずに大豆で作ったソーセージ。来週から通信販売のほか、関東のコンビニやスーパーで販売する予定。

大塚食品では、去年の11月から肉の代わりに大豆を使った食品を「ゼロミート」シリーズとして販売を始めていたが、「健康を気遣う消費者からの反響が大きい」ということで、今後も商品を増やすことを検討している。

肉の代わりに大豆のような植物由来の材料を使った「代替肉」の市場は世界的に拡大していて、イギリスの金融グループ「バークレイズ」のアナリストは、今後10倍に成長すると分析をしている。

こうした見通しには、投資家も注目している。

アメリカで代替肉を使ったハンバーガーを販売する「ビヨンド・ミート」は先週、1月から3月期の決算を発表。大幅増収になったことで株価が上がり、先月の上場時と比べて株価はおよそ4倍になっている。

またイギリス・ロンドン市場でも先週、代替肉で作ったソーセージロールを販売する「グレッグズ」の株価が、上場来最高値を記録した。