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キヤノンMJのビデオ管理ソフトとサクサの映像圧縮ゲートウェイを連携、長時間録画やネットワーク環境負荷低減を実現

 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(キヤノンMJ)、サクサグループのサクサ株式会社および株式会社システム・ケイは25日、ネットワークカメラの映像ソリューション事業において協業すると発表した。その第1弾として、キヤノンMJのビデオ管理ソフトウェア「XProtect」とサクサの映像圧縮ゲートウェイ「VC1000」を連携させ、長時間録画やネットワーク環境負荷低減を実現するソリューションを、4月下旬より販売する。

 VC1000は、独自の圧縮処理技術により、最大8台のネットワークカメラの映像を最大約1/10のデータ容量に圧縮できる映像圧縮ゲートウェイ。圧縮は符号化形式、解像度、フレームレートを変更することなく行え、人が見て画質の劣化のない高品質で、遅延なくリアルタイムでの処理を行えるという。

 今回は、このVC1000とビデオ管理ソフトのXProtectを連携させることにより、伝送・蓄積する映像データの大容量化に伴って課題となっている、ストレージ容量の増大やシステムへの負荷増加などを解消できるように支援するとした。

 両社では、食品製造業での長期録画や新築ビルの大規模案件、製造業・ブランド品店のフルHD録画など、さまざまな用途において適用できるとアピールしている。

 VC1000 XProtect連携システムの参考価格は、カメラ4台構成時で100万円から。

導入例

 なお3社は今後、市場要望に見合った製品・サービスの創出を目指し、営業面や技術面だけでなく、互いの強みを生かす幅広い連携により、さまざまな分野での新たな映像ソリューションを開発し、互いのチャネルへ展開していく考え。

 例として、顔認識や車両ナンバー認識などのアプリケーションと連携した映像解析によるソリューション展開や、ネットワークカメラ映像の解析結果をIoT機器と連動させるなど、付加価値の高い映像IoTサービスへと展開するとしている。