中国、新エネ車の販売目標引き上げ 2025年に全体の25%

中国、新エネ車の販売目標引き上げ 2025年に全体の25%
 12月3日、中国工業情報省は、プラグイン・ハイブリッド車や電気自動車、燃料電池車などの「新エネルギー車(NEV)」の振興に向けた素案を発表し、2025年に自動車の総販売台数に占めるNEVの割合を約4分の1とする目標を示した。写真はNEVの見本市で電気自動車をみる男性。河南省で2016年9月撮影(2019年 ロイター)
[北京/上海 3日 ロイター] - 中国工業情報省は3日、プラグイン・ハイブリッド車や電気自動車、燃料電池車などの「新エネルギー車(NEV)」の振興に向けた素案を発表し、2025年に自動車の総販売台数に占めるNEVの割合を約4分の1とする目標を示した。2017年に掲げた「20%超」の目標を引き上げた。
減速する中国自動車市場で、NEVは有望な市場となっており、昨年も総販売台数が2.8%減少するなかで、NEVは62%増加した。
ただ今年は、NEV購入補助の大幅な縮小が響き、10月の販売は前年比45.6%減少した。
中国汽車工業協会(CAAM)によると、2018年の総販売台数は2810万台。うちNEVは130万台で、全体の4.6%に相当する。
2021─35年のNEV発展に関する提案を盛り込んだ工業情報省の素案は、引き続き車載電池技術の開発を進め、燃料電池車やコネクテッドカー向けのインフラを整備するとした。2030年や35年の販売予想や目標は示していない。

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