農協改革、交渉は大詰めの段階まできている=菅官房長官

農協改革、交渉は大詰めの段階まできている=菅官房長官
 2月9日、菅義偉官房長官は記者会見で、JA全中(全国農業協同組合中央会)の在り方を見直す農協改革について、「交渉は大詰めの段階まできている」との認識を示した。 1日撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 9日 ロイター] - 菅義偉官房長官は9日午前の記者会見で、JA全中(全国農業協同組合中央会)の在り方を見直す農協改革について、「交渉は大詰めの段階まできている」との認識を示した。
農協改革は安倍晋三政権が切り崩しを狙う「岩盤規制」の1つ。政府・与党案ではJA全中の一般社団法人化に加え、地域農協に対する指導・監査権限の撤廃などが盛り込まれる。菅官房長官は「農協つぶしということではない。将来農業を発展させたいという改革の趣旨は(JA全中側に)理解していただけると思う」と述べ、交渉が大詰めを迎えていることを示した。
一方、外務省が7日、シリア行きを計画していた新潟県の男性にパスポートの返納命令を出したことについては、イスラム国に日本人2人が殺害されたばかりであるほか、日本人に対する殺害を継続する意向を表明していることから、「生命に直ちに危険が及ぶ可能性が高いと判断される」と述べた。

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