EU規制当局 ファイザーの飲み薬の承認を勧告[2022/01/28 02:07]

 EU(ヨーロッパ連合)の医薬品規制当局は、アメリカの製薬大手「ファイザー」の新型コロナウイルスの飲み薬の承認を勧告しました。

 ヨーロッパ医薬品庁は27日、新型コロナの飲み薬として初めてファイザーの「パクスロビド」の条件付き販売承認を勧告したと発表しました。

 条件付き販売承認は緊急時に迅速に承認するための手続きで、この勧告を受けて、欧州委員会が正式に承認する見通しです。

 使用対象は酸素吸入を必要としない重症化リスクの高い成人で、治験では入院や死亡が著しく減少したということです。

 治験の参加者の多くはデルタ株でしたが、オミクロン株やほかの変異株にも有効だとみられるとしています。

 副反応はおおむね軽いものだったということです。

 「パクスロビド」は日本でもファイザーが製造と販売の承認申請をしています。

画像:ファイザー提供

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