新型肺炎 国連機関の合同会合を23日に開催

 【ニューヨーク=上塚真由】中国で発症した新型コロナウイルスによる肺炎への対応策をめぐり、国連事務総長報道官室は22日の定例会見で、国連人道問題調整室(OCHA)を中心とした緊急会合を23日に開くと発表した。

 報道官室によると、会合では、感染の対応に脆弱(ぜいじゃく)な国に拡大した場合に備えて協議する。OCHAのほか、世界保健機関(WHO)、国連児童基金(ユニセフ)、世界食糧計画(WFP)、赤十字社が合同で開くという。

 これとは別にWHOは緊急委員会を設置。スイス・ジュネーブで22日に会合を開き「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当するかを協議したが、この日は結論が出ず、23日も協議を続行することを決めた。

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