アルファポリス、第2四半期の営業益は3倍の6億円と大幅増益&過去最高更新 マンガとラノベ好調 ゲーム関連費用の減少も増益要因

アルファポリス<9467>は、11月9日、第2四半期累計(4月~9月)の連結を発表し、売上高22億4900万円(前年同期比21.9%増)、営業利益6億0900万円(同196.4%増)、経常利益6億0900万円(同196.2%増)、最終利益3億9000万円(同197.2%増)と大幅な増益を達成した。また営業利益と経常利益は過去最高益になるとのこと。
 


① ライトノベル
刊行点数は前年同期をやや下回る107点(前年同期比7点減)となった。シリーズ累計455万部を誇る主力タイトル『ゲートSEASON2』や人気シリーズの『とあるおっさんのVRMMO活動記』などの続巻の売行きは堅調だった。加えて、投稿サイトから誕生した新シリーズが好調であり、『気まぐれ女神に本気でキャラメイクされました』や『巻き込まれ召喚!? そして私は『神』でした??』などは増刷となり、順調に発行部数を伸ばした。また、電子書籍販売も親和性の高い女性向け恋愛小説を中心に引き続き好調に推移した。


② 漫画
刊行点数は前年同期を大幅に上回る35点(前年同期比10点増)となった。『ゲート』の続巻の売行きが堅調であり、加えて『異世界に飛ばされたおっさんは何処へ行く?』や『じい様が行く』などの新規コミカライズタイトルの売行きも好調だった。また、漫画のラインナップ拡充に伴い、漫画と親和性の高い電子書籍販売も大幅に拡大した。


③ 文庫
刊行点数は前年同期を大きく上回る81点(前年同期比19点増)となった。TVドラマ化された『居酒屋ぼったくり』の売行きが好調で、同タイトルが売上をけん引した。加えて、新たなジャンル拡大の一環として力を入れている「キャラ文芸」に関して、2017年12月に実施した「第1回キャラ文芸大賞」の受賞作である『神様の棲む猫じゃらし屋敷』、『あやかし蔵の管理人』他、合計5作品の書籍化を行い、その内4作品を増刷するなど大きな成果を上げた。


 
■2019年3月通期の見通し

続く2019年3月通期は、売上高48億円(前期比13.9%増)、営業利益12億円(同58.4%増)、経常利益12億円(同58.5%増)最終利益8億円(同55.9%増)を見込む。
 
株式会社アルファポリス
https://www.alphapolis.co.jp/company

会社情報

会社名
株式会社アルファポリス
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長 梶本 雄介
決算期
3月
上場区分
東証グロース
証券コード
9467
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