バルテス(4442):IPO上場情報


バルテスは、ソフトウェアテストを中心としたソフトウェアの品質に関する総合的なサービスの提供を行っている企業です。

ソフトウェアテストは年間1,200プロジェクトの検証実績。
Webサイトやアプリ、業務システムなど幅広いテストサービスを展開しています。

スローガン

ICTとは「情報通信技術」の略で、ITと同義語です。(海外ではICTが一般的)

  • ソフトウェアテストサービス事業売上高の86.8%
    製造業やソフトウェアベンダーに対して、ソフトウェアの不具合により顕在化するリスクを回避するため、開発工程における品質計画の立案、開発プロセスの改善、ソフトウェアの不具合を発見、または重大な不具合が発生していない事を確認する為のテスト設計など、第三者の中立的立場で提供。
  • Web/モバイルアプリ開発サービス事業売上高の11.3%
    連結子会社であるバルテス・モバイルテクノロジー株式会社では、Webアプリ及びモバイルアプリ開発、Webアプリ・モバイルアプリのセキュリティ診断(脆弱性診断)を提供。
  • オフショアサービス事業売上高の1.9%
    連結子会社であるVALTES Advanced Technology,Inc.では、グループ会社とのノウハウの共有により、製造業やソフトウェアベンダーを営む顧客に対して、ソフトウェアテストサービスとソフトウェア開発サービスを提供。

売上高の集計期間は平成29年4月1日~平成30年3月31日。

楽天株式会社の売上高が連結会計で19.1%と高い比率となっています。

同社のテストは、実運用を想定したユーザー数からのアクセスや、営業活動継続によるデータ量の蓄積など、継続性、耐久性の面、またソフトウェアの不具合により個人情報流失の可能性などを発見する、ソフトウェアの脆弱性発見など様々なニーズに対応したものとなっています。

グループは同社と連結子会社2社で構成。

設立は平成16年4月。
従業員数は平成31年3月末で226名、平均年齢は33.3歳、平均勤続年数は3.7年、平均年間給与は494.3万円。


バルテスのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、バルテスの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

バルテスの上場日

A
  • IPO人気:あり
  • オファリングレシオ:低い
  • 当選口数:多い
  • 公募多い
  • 調達金額:小さい
  • ロックアップ:あり
  • ベンチャーキャピタル:上位株主あり

上場日 2019/5/30(木) 証券コード 4442
市場 東証マザーズ 業種 情報・通信業
Webサイト Webサイト 単元株 100株
Yahoo!ファイナンス バルテス(4442)
時価総額
47.2億円(公開価格で計算)
130.1億円(初値で計算)

バルテスのブックビルディング内容

ブックビルディング期間中に、幹事証券からIPOに申し込みましょう。

ブックビルディング期間

2019/5/14 (火) ~ 5/20 (月)

仮条件 600円~660円 (抽選資金:6万円 ~ 6.6万円)
当選口数 12,034口
発行済株式数 7,150,000株 オファリングレシオ 16.8%
公募株数 843,000株 売出株数 203,500株
吸収金額 7.9億円 O.A分 156,900株
仮条件決定日 5/10 (金) 公開価格決定日 5/21 (火)
購入期間 5/23 (木) ~ 5/28 (火)

※ 吸収金額は公募株、売出株、OA株を含む。
※ 申込・購入期間は各証券会社で異なります。

バルテスの公開価格と初値

仮条件 600円~660円
公開価格 660円 初値 1,820円
騰落率 175.76%  倍率  2.76倍
初値売り損益 116,000円(1,820円 - 660円)× 100株

※予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

バルテスの初値予想と予想利益

バルテスの初値予想と予想利益です。予想利益は仮条件の上限価格を基にしています。

仮条件と初値予想

仮条件 600円 ~ 660円 ※抽選資金:6万円 ~ 6.6万円
上限は22.2%上ブレ↑
初値予想 990円 ~ 1,200円※5/12 修正
(1.5倍~1.8倍)
予想利益 3.3万円~5.4万円

想定価格と初値予想

想定価格 540円あたり ※抽選資金:5.4万円あたり
初値予想 750円 ~ 970円 (1.4倍~1.8倍)
予想利益 2.1万円~4.3万円

バルテスの主幹事と幹事証券

バルテスのIPOを取り扱っている証券会社です。

主幹事証券
引受幹事証券

備考

主幹事はIT系(ネットサービス系)の主幹事を務める事が多いSBI証券です。
IPOの割当数(当選数)は主幹事が一番多いです。

抽選で落選しても次回の当選チャンスに活かせるIPOチャレンジポイントが付与されます。

一人一票の平等抽選で、資金力に当選が左右されないSMBC日興証券もおすすめです。

野村證券抽選時に資金が必要ない証券会社です。

バルテスの割当数とネット抽選の当選数

目論見書で公表されている証券会社の割当数と、ネット抽選分の当選数(個人配分)の予想です。

割当数にネット抽選分のパーセンテージをかけた単純な計算ですので、参考程度にお願いします。

証券会社 割当率 割当数 ネット
抽選分
主幹事
SBI証券
86.92% 1,046,000株 7,322口
野村證券 3.48% 41,900株 41口
楽天証券 0.87% 10,500株 105口
SMBC日興証券 0.87% 10,500株 10口
岩井コスモ証券 0.87% 10,500株 10口
東洋証券 0.87% 10,500株 10口
丸三証券 0.87% 10,500株 10口
むさし証券 0.87% 10,500株 10口
JTG証券 0.87% 10,500株 10口
アイザワ証券 0.87% 10,500株 10口
極東証券 0.87% 10,500株 0口
ひろぎん証券 0.87% 10,500株 0口
エース証券 0.87% 10,500株 0口

現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券


バルテスの決算情報

単独 財務情報 (単位/千円)

決算期 2018年3月 2017年3月 2016年3月
売上高 2,137,592 2,111,307 1,879,456
経常利益 -2,132 102,828 117,822
当期利益 -988 12,138 44,106
純資産 268,339 269,328 257,619
配当金
EPS -0.17 2.06 747.58
BPS 45.48 45.65 4,366.44
※配当金、EPS、BPSは(単位/円)

連結 財務情報 (単位/千円)

決算期 2018年3月 2017年3月
売上高 2,457,347 2,293,913
経常利益 33,974 102,761
当期利益 -2,519 38,476
純資産 267,647 268,456
EPS -0.43 6.52
BPS 45.36 45.50
※EPS、BPSは(単位/円)

直近の類似IPOの上場結果

バルテスと市場と業種が同じIPOの上場結果です。

「市場:東証マザーズ」かつ「業種:情報・通信業」の直近のIPO結果です。

  • 2019/04/25 トビラシステムズ
    初値売り損益:302,000円
    騰落率:125.83%、倍率:2.26倍
  • 2019/04/08 ヴィッツ
    初値売り損益:345,000円
    騰落率:130.19%、倍率:2.30倍
  • 2019/04/03 東名
    初値売り損益:91,500円
    騰落率:27.81%、倍率:1.28倍
  • 2019/03/29 Welby
    初値売り損益:1,283,000円
    騰落率:246.73%、倍率:3.47倍
  • 2019/03/25 gooddays HD
    初値売り損益:292,000円
    騰落率:128.07%、倍率:2.28倍

バルテスのIPO分析

バルテスが行っているWebサイトやアプリ、業務システムなど幅広いテストサービスは、今後ニーズが高くなることが予想されます。

平成27年特定サービス産業実態調査によると、日本のソフトウェア開発規模は11兆円に上ると試算。
また、ソフトウェア開発データ白書2016-2017では、ソフトウェア開発におけるテスト工程は約33%と試算。

市場規模としては4兆円以上。同社の売上高も右肩上がりです。

ソフトウェアのテスト工程の多くは、会社内で行うかソフトウェア開発会社がテストを行っています。
同社のテストは第三者による中立なテストになり、品質の向上につながります。

参考までに、バルテスの経営戦略は下記となっています。

当社グループは、品質向上のトータルサポート企業へ向けた事業領域の拡大に取り組んでおります。
パソコンからのインターネットアクセスが減少する一方、スマートフォンやタブレット等のモバイル端末が増加しており、ビジネスでの利用も加速度的に増えてきております。
今後のモビリティの時代には、高品質でセキュアなソフトウェアが求められます。

このような時代のソフトウェア品質を根幹から支えるために、オフショア、自動化脆弱性と言った昨今のソフトウェア開発に欠かせないサービス領域の拡大が予測される中、当社グループは品質向上のトータルサポート企業を目指してまいります。

参考までに

評価は下記を考慮して、人気が高い「A」に設定しました。

記念すべき新元号「令和」になって初のIPOになります。

  • IPOで人気のあるIT企業。市場ニーズもあり。
  • 約一ヵ月ぶりのIPO
  • 令和になって初のIPO
  • 市場からの調達金額が6.4億円と小さい。
  • 売上高は右肩上がり、ただし経常利益は上下にブレている。
  • 購入資金が5.4万円と低い。

5.12 追記。仮条件が想定より上振れ決定(600円 ~ 660円)に伴い、初値予想を990円 ~ 1,200円に修正しました。
予想利益は33,000円~54,000円としました。

目論見書の想定仮条件は540円。初値予想は750円 ~ 970円としました。
予想利益は21,000円~43,000円です。

新元号はIPOに関係ある?と思われるかもしれませんが、株式投資の市場では「年初」「〇〇初」など、ご祝儀的に買い注文があつまる場合があるんです(笑)

公募割れリスクは非常に低いです。
積極的に幹事証券のブックビルディングに参加して当選を狙いましょう。

ワンポイント

主幹事証券はIT系の主幹事を務める事が多いSBI証券です。

主幹事証券は割当数が多いので、当選数も多くなります。
また、落選しても次回の当選チャンスに活かせるIPOチャレンジポイントがもらえます。

管理人は15回 IPOに当選しています。(IPO実績)

- IPOチャレンジポイント使用に関する見解 -

参考までに、管理人の場合、IPOチャレンジポイントを使用しません。
主幹事で複数当選(300株など)を見込めますが、100株あたりの予想利益も低い為、それほど利用する魅力を感じません。

上場後の補足

当選しました!

5.22追記。
主幹事のSBI証券で100株当選しました!

5.31追記。
上場日初日に初値がつかず、翌日に初値売りをしました。ブログ

バルテスのIPOの内容や事業内容は日本取引所グループに掲載されています。
本ページで掲載している画像は、バルテスの目論見書から引用しています。
庶民のIPOは、初心者でもIPOに参加しやすいよう要約し、評価や初値予想を掲載。はじめての人へ

現金7,500円+2,000ポイントがもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。
抽選資金が不要の岡三オンライン松井証券。平等抽選のauカブコム証券。落選でポイントが貯まるSBI証券


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