三菱自動車と合弁を営む中国国有自動車大手、広州汽車集団が5月に発表した生産・販売月報。4月まで「本田(ホンダ)」や「丰田(トヨタ)」などと並んでいた「三菱」の文字が消えた。三菱ブランド車の販売低迷で「其他(その他)」に計上することとなったからだ。地元・中国勢が電気自動車(EV)で力をつけ、外資がシェアを落とすなかで三菱自は踏みとどまることができるのか。
広汽三菱が広汽集団の月報でその他に盛り込ま...
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「中国は抜けた者勝ち」 三菱自、20万台合弁を20円で売却
三菱自動車が中国事業からの撤退を決めた。世界最大市場の電気自動車(EV)シフトの激流は対応が遅れた中堅メーカーを容赦なくのみ込んだ。加藤隆雄社長兼最高経営責任者(CEO)が意を固めてから、10月の発表までの約400日の舞台裏を追った。 10月24日、三菱自が合弁を組む広州汽車集団が出した公告。「三菱自及び三菱商事が保有する広汽三菱の株式の30%及び20%をそれぞれ1元(約20円)の対価で譲り受け
三菱自動車、中国で人員整理 生産再開めど立たず
三菱自動車は中国事業を担う合弁会社の広汽三菱汽車で人員整理に踏み切ることを明らかにした。13日までに広汽三菱が社員向けに通知した。販売不振を踏まえて3月から中国での新車の生産を止め、事業構造の改革を検討していた。生産再開が当面難しいことからまず今回の措置で業績面での影響を抑える。 広汽三菱の従業員数は2022年時点で約2700人。人員整理の規模や
三菱自動車、中国で新型「アウトランダー」発売
三菱自動車は21日、新型多目的スポーツ車(SUV)「アウトランダー」を19日に中国で発売したと発表した。新型アウトランダーは日本ではプラグインハイブリッド車(PHV)仕様のみ、米国とオーストラリアではPHVと純粋なガソリンエンジン車を扱う。中国では買いやすい価格と燃費性能の両立を求める声が多いため、PHVより比較的安いマイルドハイブリッド車を投入した。 アウトランダーは中国では2004年から販売