ファンタジー風

バンク・オブ・イノベーション(4393)の株価は今後どうなるかな?

新作アプリの出来次第で上昇するかも!どんな企業なのか分析してみよう。

株レンジャー
株レンジャー

 

  • バンク・オブ・イノベーション(4393)の株価予想
  • バンク・オブ・イノベーション(4393)株の買い時
  • バンク・オブ・イノベーション(4393)の株の分析
  • 同業種の銘柄と比較
  • まわりの予想
  • 総合評価
  • 買いを検討してる人へアドバイス

をまとめました。

バンク・オブ・イノベーション(4393)の株価予想!今後どうなるか?

  • 新アプリの出来次第で上昇も下落も

推移を分析

バンク・オブ・イノベーションはスマホゲームを開発・運営する会社で、配信されているRPGゲームには多くのファンがいます。主力のゲームは2本。

  • 「ミトラスフィア-MITRASPHERE-」
  • 「幻獣契約クリプトラクト」

どちらも、美しいグラフィックが特徴の王道ファンダジー系作品で、数百万ダウンロードを突破する人気作となっています。キレイな見た目のゲームはついつい始めたくなりますよね。

現在、新規アプリ2本と新規サービスを開発中のようですね。1本のゲームの売上が収益を大きく左右するので、注目しておきたいです。

新作ゲームの出来によって市場の反応(株価の上昇・下落)が大きく変わると予想されます。

 

  • 短期的には落ち込みそう

バンク・オブ・イノベーションでは、ここ数年新たなヒット作が出ていません。既に配信しているゲームの課金収益に依存しています。

なので、ここ数年は売上・利益は成長していません。売上高でみると、2018年度は51億円でしたが、2019年度は43億円ほどに。今期はさらに落ち込む予想なので、短期的に株価も落ち着いていきそうです。

 

  • イベントに注目

やはり今一番注目なのは、新規アプリのリリースです。

新作ゲームが2つと、新規サービス「恋庭」(マッチングサービス)のリリースが予定されています。どんな出来か、どれくらいの人気がでるかに、市場の注目も集まっているようですね。

新しいアプリの内容はもちろんですが、さらに他のゲーム配信企業との提携や、コンテンツの権利提供など、重要イベントが起こりそうな銘柄です大きく株価がプラスに動くかもしれないので、要注目です。

 

バンク・オブ・イノベーション(4393)株の買い時

  • アプリを評価するなら今が買い時

光が見えてくる

バンク・オブ・イノベーションの配信するアプリを高く評価するなら、今投資してしまうのがおすすめです。

実際、ひとつの作品でかなりの人気を獲得する力をもっています。将来的にもスゴイアプリをつくる力があるのは間違いないでしょう。

今後新しいキラーコンテンツ(強い人気作)が出ることを予想して、株価が下がってきている今から仕掛けておくのがいいかもしれません。

 

  • 短期売買には向かない

一方で、短期の売買には向いていません。

バンク・オブ・イノベーション株は、2020年の夏には大きく跳ねましたが、それ以外の期間ではあまり変動が大きくありません。1日~数週間の短期売買のために買うのは向かないでしょう。

 

バンク・オブ・イノベーション(4393)の株の分析【2020年11月6日現在】

配当金はいくら?配当利回り

配当収入は当分は期待できない

チェス盤

株価指標 目安
配当金 N/A
配当利回り N/A
配当性向 N/A
  • 配当よりも株価に注目したい

バンク・オブ・イノベーションでは利益が着々と積み上がっていますが、会社の方針としては、株主への配当よりも事業の投資にあてたい考えのようですね。

事業が大きくなり、利益も大きくなると、株価が上昇していくのがふつうです。配当よりは株価の上昇を期待しましょう。

 

株主優待の内容

株主優待は採用していない

バンク・オブ・イノベーションは内部での投資を優先して、配当と株主優待は行っていません。

ですが、将来的に利益がでてきたら、株主優待を採用する可能性もあると思います。

株主優待をするなら、人気のゲームを生かして、ゲーム内アイテムや関連グッズ(出版物やメディアなど)になるかもしれませんね。アプリに関係ある優待内容なら、ファンは嬉しいですよね。

 

株価指標

ゲーム会社らしい高収益企業

株価指数 目安
PER N/A
PBR 7.5倍
ROE 27.9%
自己資本比率 51.0%
  • 高収益性が分かるROE

バンク・オブ・イノベーションのROEは27%を超えています。

日本企業の平均のROEが10%程度といわれているので、高めですね。

大手ゲームアプリ配信会社のガンホー(3765)でも約21%、コロプラ(3668)は約10%ほどです。ゲーム運営する会社のなかでも高めの収益性なのがわかりますね。

 

  • 株価指標から割高感はない

バンク・オブ・イノベーション株は夏に急騰しました(2020年7月末に1,905円、2020年8月26日に最高値終値5,730円)。当時は割高感がありましたが、現在はPBR 7.5倍程度と、落ち着いてきました

 

同業種の銘柄と比較

  • 中堅に分類される

対抗する勢力

大手のスマホゲームアプリ運営だと、以下のような銘柄があります。(数値は直近の決算での売上高)

  • ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765) 1,013億円
  • ミクシィ(2121) 1,121億円
  • KLab(3656) 311億円

上の企業と比べると、バンク・オブ・イノベーションの売上は50億円前後なので、圧倒的に小さいですね

また、バンク・オブ・イノベーションは2本のゲームが主力ですが、大手はたくさんのアプリをリリースしています。なので、スマホゲーム配信企業の中では、中堅といったところでしょうか。

 

  • 一つの作品の稼ぎが大きい

バンク・オブ・イノベーションの主力は「ミトラスフィア-MITRASPHERE-」「幻獣契約クリプトラクト」という2本のゲームです。

「クリプトラクト」の累計ダウンロード数は2020年8月時点で1,200万以上になっており、人気が高いのが分かりますね(IR資料より)。バンク・オブ・イノベーションはたった2つのタイトルで、多くのダウンロード数、売上を稼いでいます

ですが、他の銘柄では、得意なジャンルの中でいくつかのタイトルを出して、総合力で売上を稼いでいます。

  • ボルテージ(3639) 売上高71億(女性向け恋愛ゲームなど)
  • ケイブ(3760) 売上高16億 (キャラ物シューティングゲームなど)

こうした、強いタイトルを作り出せるはバンク・オブ・イノベーションの強みですね。

>>>IR資料

 

バンク・オブ・イノベーション(4393)株のまわりの予想

買い予想の声

  • 成長性を評価する人も

 

マザーズの中でも成長力がある銘柄と評価する投資家も多そうです。

 

  • 1万円超えを予想する声も

 

新作ゲームに期待して株高を予想する投資家もいるようです。

 

売り予想の声

  • 短期で売っている投資家が多い

 

高騰したタイミングで株を借りて空売りしている投資家が多いということですね。

 

バンク・オブ・イノベーション(4393)の総合評価

将来のリリースに期待がかかる!

ゲームに出てきそうな伝説の剣

通信簿
業績
配当金目当て ×
優待目当て ×
割安
同業種との比較
将来性

業績について

  • 短期的には△とするしかない

バンク・オブ・イノベーションの業績は、2019年9月期の決算では売上高が減少、2020年9月期も減少すると予想されています。
新作のヒットゲームがリリースできていないからですね。

新作アプリのリリース前の決算はあまりいいものとならない予想なので、短期的な業績は△と評価するしかなさそうです。

 

  • 新作ゲームに期待

とはいえ大型の新作ゲーム2本を開発中で、まだ全貌(ぜんぼう)が明らかになっていません。

この新作タイトルで多くのユーザーに人気がでれば、業績もあっという間に上向くでしょう。

バンク・オブ・イノベーションへ投資するなら、新しい配信アプリの内容には注目しておいたほうがよさそうです。

 

配当金目当ての投資

  • 配当金は期待できない

バンク・オブ・イノベーションでは、配当金の収入には期待できないでしょう。

まだ成長過程にある企業であり、資金を内部への投資に振り向けたい時期です。

配当よりは株価の上昇に期待したいですね。

 

優待目当ての投資

  • 優待は期待できない

バンク・オブ・イノベーションでは、株主優待にも期待できないでしょう。

配当をしないのと同じように、株主優待に使う資金は内部への投資に使ったほうが、事業も成長していきます。

当面の間は優待よりは株価の上昇に期待したいです。

 

割安かどうか

  • 割高感が解消されてきた

2020年夏には一時的に急騰しましたが、直近では株価も落ち着いて、割高感が解消されてきた感じがあります。相場を見極めて、株を買うタイミングも増えそうです。

 

同業種との比較

  • 小ぶりの銘柄

スマホアプリを開発する企業はいくつもありますが、バンク・オブ・イノベーションの大きさはまだ小さいほうです。

ミクシィ(2121)、ガンホー(3765)などの大手の1,000億円を超える売上と比べると、数十分の1程度の売上となっています。まだまだ発展途上といえますね。

 

  • デザイン力に注目したい

同業種の企業と比べると、アプリのデザイン力が強みです。

バンク・オブ・イノベーションのデザインチームは全社員の中の4割くらいであり、デザインのクオリティに力を入れている企業なのがわかります。

実際、人気ゲームの「ミトラスフィア」などのキャラクターや背景を見ると、その美しさに引き込まれますね。

 

将来性はあるか

  • 新作ゲーム、サービスに期待

今年や来年2021年は新作のゲームとサービスの内容に期待がかかります。

新作ゲーム2本と新規アプリの開発が進められており、それらの出来によっては株価も大きく上昇するのが予想されます。

 

  • 優秀なチームの力を発揮できるか

バンク・オブ・イノベーションの強みは、アプリのデザイン力です。

特に美大芸大出身の精鋭で構成されたデザインチームが特徴です。

実際、1本で多くのファンを持つゲームを作っているので、すごいアプリを作り出す力を持っているは間違いないですね。優秀なチームの力を引き出す作品をリリースできるかどうか、注目しておきたいポイントです。

 

買いを検討してる人へアドバイス

  • 得意なゲームのジャンルを見極めよう

卓上ゲーム

スマホゲームを配信している企業では、それぞれ強みとなるジャンルを持っています。

バンク・オブ・イノベーションでは王道のRPGでキレイなグラフィックが強みですが、例えばケイブ(3760)は弾幕系のシューティングゲームが売上の多くを占めます。

ジャンルごとにユーザー層も違うので、どんなアプリに強みを持っているのか、分析してみるとよいでしょう

 

  • ヒット作を生む企業を分析してみる

ガンホー(3765)の「パズル&ドラゴンズ」、コロプラ(3668)の「白猫プロジェクト」などは、リリースからかなりの年数が経っていますが、いまだに人気がありますね。

こうしたアプリにはどんな特徴をもっているのか分析してみると、株価が上がりそうな銘柄が見つかるかもしれません。

 

まとめ

  • バンク・オブ・イノベーション(4393)の株価予想は新作アプリによって上下しそう
  • バンク・オブ・イノベーション株の買い時はアプリの評価次第
  • 中堅ゲーム会社だが強力な人気作を持っている
  • 買っている投資家は成長性を評価している人が多そう
  • 将来のリリースタイトルに期待
  • 成長しそうなアプリを分析してみよう